私たち福祉関係の仕事をしていると、色々な問題に直面する事があります。
特に対人のお仕事が多くなるので、コミュニティケーションが苦手な自分には向いていないと考えてしまう方も多いのではないでしょうか?
そんな時私はいつもこうお伝えしています。
「私たちの仕事は、幸せになれる仕事ですよ。」
実際にアイオワ州立大学のジェンタイルらの研究に、「他人の幸せを願うと自分も幸せになれる」と言う研究結果があります。
*アイオワ州立大学のジェンタイルらの研究に、「他人の幸せを願うと自分も幸せになれる」というものがあります。496人の大学生を対象に行い、彼らに12分間にわたって大学構内を歩いてもらい、その際にすれ違う人に対して、心の中で“あること”を考えてくださいと伝えました。そのあることの内容を、次の4つのグループに分けました。
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【グループ1】その人が幸せになってほしいと優しい気持ちを抱く、
【グループ2】その人と自分にはどんな共通点がありそうか考えてみる、【グループ3】その人より自分のほうが優れていそうな点はどこかを考える、
【グループ4】その人の服装やもちものについて考察してみる。
このように4つの考え方をもつグループにわけて実験を行い、そのうえで散歩の前後に不安、幸福度、ストレス、共感性、他者とのつながりなどの要素をスコア化しました。
最も幸福度が高かったのは「グループ1」
その結果、
【グループ1】の他人の幸福を願うグループがもっとも幸福度が高く、不安が減少し、共感性や他者とのつながりにおいてもプラスの作用が働いたことがわかったそうです。さらに、この実験の興味深いところは、個人差が実験結果にほとんど影響をもたらさなかったという点です。つまり、自己愛が強いナルシストな人でも、協調性のある人でも、他人の幸せを願った人たちは等しく効果があったというわけです。
代表がよく口にする『情けは人のためにならず』に相通ずるものがあります。
ただこの『情けは人の為ならず』の意味を文化庁が平成22年におこなった「国語に関する世論調査」でも、正しい意味を答えられたのは約46%という結果になり、日本人の半分は間違って使っていたんですね。
さらにその後に続く言葉もあります。
施せし情は人の為ならず おのがこゝろの慰めと知れ
我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をば長く忘るな
出典:『[新訳]一日一言:「武士道」を貫いて生きるための366の格言集」 新渡戸稲造著』
(私なりの解釈)人に対して親切心を掛けておけば,巡り巡って自分に良い報いが返ってくる
自分がした親切は忘れても、人からしてもらった親切は忘れてはいけないよ。
私たちの仕事は、人が困っているのをサポートすることです。
お客様からの『ありがとう。』この言葉は疲れた体と心を軽くさせてくれます。
だから私も感謝の気持ちを伝えるように日々生活してます。
皆さんも周りの人に少し恥ずかしいかも知れませんが、感謝を気持ちを伝えてみる事から始めませんか?