吉村です。
今日も悲しくつらい一日でした。
残置物の業務は、相続案件やゴミ屋敷や死亡案件、夜逃げ案件など様々ありますが、まだまだ心を揺さぶられてしまうのが、犬猫のネグレクト案件です。
仕事と割り切らないといけないのは頭では理解しているものの、どうしても心が乱されてしまいます。
今日対応させて頂いた部屋も犬の放置と思われる部屋でした。
部屋中糞尿の臭いが充満しており、大量のゴキブリが発生している想像を絶する現場でした。
お食事中の方はすいません。
(写真ではぼかしを入れさせていただいております)
一番衝撃を受けたのは、部屋の汚さでも臭いでもありません。
この部屋にはご飯となるドッグフードなど一粒も全く落ちていませんでした。普通(?)のネグレクトの部屋には食べ物はあるものです。ここまでワンコの食べ物がない部屋は初めてでした。
ここにいた子はどんな想いで、この部屋で生活をしていたのかと考えると胸が締め付けられます。
飼い主に対する怒りしかありません。
全国にはまだまだネグネストされている犬猫がいるかと思うといたたまれなくなります。ここ数日の猛暑で部屋の中に放置されている犬猫がいるかと思うとやり切れません。
この部屋のワンコが無事である事を祈りながら作業をしました。ネグネストの現場は心が削られます。
しかし、目を背けるわけにはいきません。
私を含めフラクタルは空き家ゼロ、孤独死ゼロ、殺処分ゼロを目指して日々活動をしてます。
残置物の業務は三つのゼロをなくすためにも必要な業務だと改めて実感しました。
前回もお伝えしましたが、動物に罪はありません。
全ては飼育している人間の問題です。コロナ禍など生活苦になり、飼育している犬や猫まで手が回らなくなった方も多いかと思います。
そういった場合は行政機関などでも、犬や猫に関する相談を受け付けているので相談してほしいです。
東京都動物愛護相談センター
動物愛護相談センター本所・多摩支所では、犬や猫に関する相談を受け付けています。
また、新しい飼い主探しの助言や協力をお願いできるボランティア団体を紹介しています。
なおどうしても飼いきれなくなり、新しい飼い主を見つけられない場合には、犬と猫の引き取りを行うこともありますが、事前相談が必要です。
東京都動物愛護推進員
動物愛護推進員は、動物愛護と適正飼養の普及啓発を行うボランティアです。
犬や猫の飼い方やしつけ方の相談に応じたり、動物の保護・新しい飼い主探しのお手伝いなどの活動を行っています。
動物愛護の推進に熱意と識見を有する方々の中から、都知事が委嘱しています。
飼っている犬や猫に関して困ったことがあった時には、動物愛護推進員に相談してみてはいかがでしょうか。
動物愛護推進員は、東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課(電話:03 - 5320 - 4412)でご紹介しています。
区市町村の窓口
区市町村(役所や保健所)でも犬や猫に関する業務を行っています。ボランティアの紹介、しつけ方教室や相談会を開催している場合もあります。
23区にお住まいの方
○動物愛護相談センター 本所 03-3302-3507
○各区保健所
多摩地区にお住まいの方(八王子市・町田市を除く)
○動物愛護相談センター 多摩支所 042-581-7435
八王子市にお住まいの方
○八王子市保健所 042-645-5113
町田市にお住まいの方
○町田市保健所 042-722-6727
東京都動物愛護推進員のご紹介
○東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
03-5320-4412